2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧
こんにちは。 突然ですが、みなさんはベストセラーの本は読みますか? 以前、インパクトのあるタイトルの本を買ってしまうという話をしました。 2016年にタイトルも著書名も伏せられた本が販売されました。その名も文庫X。黒いカバーに書店員の推薦文がびっ…
こんにちは。 本日は、ジャーナリスト清水潔さんのノンフィクション『殺人犯はそこにいる』を紹介します。 2016年の文庫化の際にタイトル名、著者名も伏せられたまま書店で販売され話題となりました。本のすごさをどう伝えればいいのか分からなかったため、…
こんにちは。 突然ですが、みなさんはベストセラーの本は読みますか? 古代世界最大の図書館はアレクサンドリア図書館と言われています。紀元前3世紀ごろのプトレマイオス朝で建設されたとされ、現在の紙製の本とは違いパピルス紙による巻物という形で所蔵さ…
こんにちは。 本日は米澤穂信さんの『黒牢城』を紹介します。 米澤さんと言えば青春ミステリーやこちらで紹介したようなややダークな短編ミステリーの印象が強いですが、『黒牢城』はこれまでとは全く違った雰囲気になっています。デビュー20周年で全く新し…
こんにちは。 本日はこちらで紹介した1960年のベストセラーにも載っている、井上靖さん著『敦煌』を紹介します。 「忘れ去られた石窟に900年前の経典が隠されていた」という歴史的な発見から想像された物語です。そうした事実を念頭に置いて読むととても面白…
こんにちは。 突然ですが、みなさんはベストセラーの本は読みますか? 装丁が凝っている本はそれだけで楽しみが倍増します。私が印象に残っているのは、岩波少年文庫版の『果てしない物語』です。この本は、作中でバスチアン少年が手にする「あかがね色」の…
こんにちは。 先日こちらで記事にした1950年のベストセラーランキングにおいてランクインしていた『潜行三千里』を読みました。太平洋戦争真っ只中という時代に大本営の参謀を務めた人物が書いた戦記というかなりの異色作で、ランキングを見たときから気にな…
こんにちは。 本日は米澤穂信さんの『満願』を紹介したいと思います。米澤さんと言えば、最新作『黒牢城』で「このミステリーがすごい!」を含むミステリー賞4冠を達成、そして今年の直木賞も受賞されました。私はまだ読めていないのですが、戦国時代を舞台…
こんにちは。 突然ですが、みなさんはベストセラーの本は読みますか? 本屋さんでは買う前に立ち読みができます(もちろん常識の範囲内ですが・・・)。服や靴を試着してから買うように、立ち読みによってその本が自分に合うかどうかを試してから買うことが…
こんにちは。 突然ですが、みなさんはベストセラーの本は読みますか? 普段は文庫本派なのですが、新しい単行本を買ったときはいつもより大事にしたくなる気がします。真っ白な広いページに大きめの文字が並んでいると、なんだか贅沢をしているような、読ん…
こんにちは。 突然ですが、みなさんはベストセラーの本は読みますか? 本屋で平積みにされている本を見かけると、つい手に取ってみたくなります。本は再販制度があって定価で売ることが決まっているので、店内をどうレイアウトするのかで本屋さんの売り上げ…
こんにちは。 突然ですが、みなさんはベストセラーの本は読みますか? ベストセラーの本はテレビなどでも目にする機会が多いですが、個人的には読む機会がなかったりもします。最も売れた本は世相を反映していることが多い一方、一見すると意外なものがラン…
こんにちは。 この記事はマーガレット・ミッチェル作『風と共に去りぬ』の紹介記事です。 ネタバレなしで書いていきたいと思います。 Michal JarmolukによるPixabayからの画像 〇どんな本? 南北戦争時代のアメリカを舞台に主人公スカーレット・オハラの半生…
こんにちは。 今日は島田荘司著『斜め屋敷の犯罪』を紹介します。 ネタバレなしで書いていきます。 〇どんな本? 『占星術殺人事件』で鮮烈なデビューを果たした本格ミステリー作家・島田荘司さんの2作目にあたります。 御手洗潔シリーズとしてはデビュー作…
こんにちは。 本日は市川憂人著『ジェリーフィッシュは凍らない』を紹介したいと思います。 この作品はミステリーで言うところの、いわゆるクローズドサークルものです。飛行船と言う舞台設定がただ珍しいだけでなく、それを活かした大胆過ぎるトリックには…